From
PC Online:
Amazon が発売してる電子ブック・リーダー、
Kindle のハナシ。

特に興味がなかったんだけど、
この記事を読んでちょっと興味が出てきた。
確かに便利そう。
昔から、それこそダイナブック(アラン・ケイの)なんかも含めて、
こういうデヴァイスのアイデアはよくあって、
正直、ビミョーなものが多かったんだけど、
やっと時代とアイデアとテクノロジーが追いついてきたのか、
現実味を帯びてきた。
それを実感できたのは、
iPhone がヴューアーとしてあまりにも優れていたから。
Books.app って iPhone 用のサード・パーティ製の
アプリケーションを使ってるんだけど、これが思った以上に良くて。
実はこのアプリ、単なるブラウザで、HTML ファイルを表示してるだけ。
早速、『
終戦のローレライ
』のテキスト・データを
HTML 化してみたんだけど、余裕で読み切れた。
相当長い小説だけど、『
終戦のローレライ
』って。でも、全然楽勝で。
つまり、OS X と Safari なわけだから文字の表示がすげえキレイ。
片手で扱えるし、画面自体が光るから暗いところでも読めるし。
要するに、表示がキレイなら十分読める、ってこと。
問題は HTML ファイルをつくって入れるのが面倒なこと。
そうなると、当然、大切なのはコンテンツになるわけで、
有料・無料を問わず、どんな風に、
どんなコンテンツを用意してインストールするかが重要になる。
そういう意味では、Amazon は強力だし、期待できる。
ただ、デヴァイスとしてどうなのかはまだ見えないなぁ。
サイズもちょっとデカイし。それがアリなのか、ナシなのか。
個人的には iPhone がこの方向にいって欲しいな。
この記事で引用されてる、
「まあ、いいか悪いかの話じゃなくて、
そもそも本を読む人なんてもういないよ」
っていうジョブスの Kindle に関するコメントは、
苦し紛れでもなんでもなく、
お得意のいけしゃーしゃーコメントでしょ。
いけしゃーしゃーとこんなこと言っといて、
裏ではキッチリ準備してるに違いない。